トイレの神様って

 

昨年のNHK『紅白歌合戦』で知ったという方が多いと思います。植村花菜さんの歌『トイレの神様』この歌の歌詞にトイレにはキレイな女神様がいると歌っています。
日本の伝承伝統、民間信仰である厠(かわやの)神(かみ)様。男女神、または女神の家神として昔から信仰されています。妊婦がトイレ掃除をするときれいな子供が生まれるといい、その反対にトイレを汚くしておくとアバタの子、不具が生まれ禍を与えるとも伝承されています。トイレをきれいにしておくと美人になれるというのは幼い子供の躾の一貫の様な気がしますが…。

 

どんなトイレの神様がいるか気になりません?

神道では伊邪那(いざな)岐(ぎ)・伊邪那(いざな)美(み)の間に産まれた諸神である、
波邇夜須毘(はにやすび)古神(このがみ)・波邇夜須毘売(はにやすびめの)神(かみ)の二神と和久産(わくむ)巣(す)日(び)神(のかみ)・弥都波能売(みづはめの)神(かみ)の二神を言います。前者は伊邪那美の大便から産まれ、後者は尿から産まれた神です。
トイレにはこの神をあらわす「御幣(ごへい)」を祀ります。

 

仏教では(特に密教、禅宗での)トイレの神様は憤怒の顔の『烏枢沙摩(うすさま)明王(みょうおう)』です。烏枢沙摩明王は人間界と仏の世界を隔てる天界の「火生(かしょう)三昧(ざんまい)」と呼ばれる炎の世界に住む五大明王の一尊で「烈火で不浄を清浄と化する」神力を持つことから「怨霊や悪魔の出入口」と考えるトイレを烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まり今に伝わっています。

 

日本以外では、中国の紫(し)姑(こ)神(しん)という女神がいます。山東省に生まれた実在した何(か)媚(び)という女性で寿陽県の知事、李景(りけい)の第二婦人(妾)だった人で、美人だったために李景の正妻曹(そう)姑(こ)の嫉妬(恨み)をかってしまい正月の十五日にトイレで殺害(自害)されてしまいます。そんな何媚を帝釈天が哀れみ曹姑を罰し何媚をトイレの女神、紫姑にしました。非業の死を遂げた人物が祭祀されて神格化されることがあるのですが、まさかトイレの女神になるとは何媚も思ってなかったでしょうね。
紫姑神には無病息災のご利益があるそうです。一月十五日にトイレに何媚の人形を持って行き「李景も曹姑もいないからいらして下さい」といって召喚できるそうです。人形が重くなれば成功。人形にお供え物をすると顔が輝き飛び跳ねますが、機嫌が悪いと仰向けに寝転がって不貞腐れるそうです。この召喚でその年の豊作を占っていたそうです。機嫌が悪いと不貞腐れるなんてなんか可愛らしい女神様ですよね。
 

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