仏教では春分の日と秋分の日を中日(なかび)とする前後七日間を「お彼岸」とし、各寺院では法会が行われ多くの人がお墓参りをします。
一方、神社で「お彼岸」に相当するのが雑節のひとつ「社日」で、産土神(うぶすながみ)を祀る日としています。文字通り春は春社(はるしゃ)、秋は秋社(あきしゃ)で、春分の日、秋分の日に相当する「戊(つちのえ)」の日が社日です。
「戊」には「土」の意味があり、春は五穀の種を奉納して豊作を祈願し、秋は収穫した作物を供えて感謝するのが慣わしです。
ちなみに今年の春社は3月19日、秋社は9月20日です。
社日は古代中国に由来し、社とは土地の守護神、土地の神を意味します。ですから、この日に土をいじる、掘り起こすなどの行為を慎む風習もあるようです。
ご先祖様だけでなく、その土地の産土神(守護神)へ参拝してみてはいかがでしょう。
(長門屋店主 笹林 修)
春分の日と秋分の日を中心とした前後七日間を『お彼岸』としています。寺院では、法会が行われ、多くの人がお墓参りをします。
一方、神社では、『社日』と言い産土神を祀る日としています。社日も春と秋にあり、春を『春社』。秋を『秋社』と言います。春分・秋分に最も近い戌の日が社日となります。『戌』には『土』という意味がある為この日に参拝します。
春は、五穀の種を奉納して豊作を祈願し、秋は収穫した作物を供えて感謝するのがならわしです。春は種蒔き、秋は収穫の季節ですから、農耕に根ざした行事ともいえます。
その地域の神様に感謝するので行事は様々ありますが、春の社日に酒を飲むと耳が良くなるという風習があり、これを『治聾酒』と言います。
社日は、古代中国に由来し、『社』とは土地の守護神・土地の神を意味しています。しかし、産土神は日本独自の神様ですので、そのため社日は日本古来の土地信仰が生み出したものといえます。
ご先祖様だけではなく、その土地の産土神(守護神)へ参拝をしてみてはいかがでしょう。






