2021.02.19

寒く厳しい冬から、暖かな春に向かう季節。長門屋敷地奥のひなた蔵に一足早く、おひなさまを飾りました。
今年で10年目を迎える、ひなた蔵のおひなさま展。ひな人形は、人の形に見立てて、災いや疫病、穢れを移し、身代わりになってもらうところから始まりました。祈りや願いが込められたおひなさま、ぜひこの機会に足をお運びください。
日にち |
令和3年 2/26(金)・2/27(土)・2/28(日) |
時間 |
11時~16時 |
料金 |
300円(おひなさま維持協力金) |
ところ |
山形市七日町1-4-12 (長門屋敷地奥)
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※恐れ入りますが、近隣の有料駐車場をご利用ください。
2020.03.03
新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、長門屋及び慈光明院「和の文化をたのしむ会」が主催の「般若心経写経の会」について下記の通り、開催の中止をお知らせいたします。
3月14日(土)午前10時~ |
「般若心経写経の会」 |
開催中止 |
なお、4月以降は通常どおり開催を予定していますが、今後の状況をふまえ対応をお知らせしていきます。開催中止のイベントに参加申し込み済みの方には、個別にお知らせ連絡させていただきます。
2020.03.03
記録的な少雪のまま2月を迎えましたが、今朝はうっすらと雪景色になりました。今回は、初参加の方が3名。急遽キャンセルが出てお声掛けしたHさんが「偶然にも今日は父の命日にあたり、参加できてよかったです。写経の後はお墓参りに行くんです」とおっしゃってくださったので、こちらもとてもうれしくなりました。

写経をする蔵の座敷の床の間には、2月にちなみ鬼の掛け軸を掛けました。かたや、食事をするひなた蔵のほうは、下旬の展示に向けておひな様飾りの支度が進んでいました。


食後のひと言では、「大沼デパート」の閉店が共通の話題に上がりました。中心市街地の中心だった「楽しみの元」「思い出の重なる場所」の突然の喪失は計り知れません。そんな中、「当たり前と思っているものも、なくなる日が来る。だからこそ、一日を一生と思って生きなくては。」とSさんが話してくださいました。目の前の出来事も自身の心持ちも、時を重ねる中で変化していくからこそ、どう受け止め、どういう姿勢で生きていくかが大事なのですね。また、Aさんの「若い時は朝日を浴びるとまぶしくて、シャーッとカーテンを閉めていたが、今は朝日がありがたくて手を合わせる日々です。」との言葉は、心に残りました。

(お膳の右側から時計回りで)
・切り干し大根の具だくさん煮
・アスパラ菜とえのきだけ、蝶々人参のお吸い物
・たくあん・白菜と生姜のしその実漬け
・お粥
・豆腐ハンバーグの大根おろしとしそ添え
・わさび菜のドレッシング和え
(Kさんが新鮮なわさび菜をどっさり差し入れてくださいました!)
・うるいの胡麻味噌のせ
(お膳外)葛と寒天の豆乳プリン(黒蜜ときなこがけ)
毎月第2土曜日 午前10時~
今後の予定 3月は新型コロナウイルス感染拡大を防止のため中止
4月11日(土)は開催予定です。
2020.03.03
令和の最初は子(ねずみ)年。写経の会の数日前に、蔵の中で偶然、大きな袋を持った大黒様が描かれた掛軸を発見しました。よく見ると、振り上げた打ち出の小槌の先にねずみの姿が!!


調べてみると、これは秋田出身の画家 倉田松濤(くらたしょうとう)氏により、大正13年の子年のお正月に描かれたものだったことがわかりました。子沢山のねずみは「繁栄」の象徴。そのねずみが「福徳」の象徴である大黒様の小槌に乗っているとは、なんて縁起がいいのだろう、と新年早々うれしい気持ちで床の間に飾りました。

参加者の一人のIさんは子年の年女。「子どものころ、ねずみは“ねずみ捕り”のようなイメージがあってあまり好きではなかったが、今日はこの掛軸を見て考えが変わった。いい年になりそうです。」と話してくださいました。Oさんは、「“正月はいっぺん止まる”と書くので、今年は自分のことを考える時間を持っていきたい。」との抱負を述べてくださいました。後で気になって調べてみると、これは相田みつをさんの言葉だったのですね。「止まる」は「とどまる」と読み、スタートラインに立つのだといいます。奇しくも、十二支の始まりの子年は、新しいことをスタートするのにふさわしい年。常に新鮮な気持ちを忘れずに、この会でご縁を楽しんでいきたいと思います。

(お膳の右側から時計回りで)
・柿なます
・雑煮(餅・大根・金時人参・
小松菜・柚子)
・小豆粥
・レンコンの宝袋
・たくあん、柿大根
(お膳外)和菓子 浮島(黒豆入り)
お手製の差し入れをいただきました!

Eさんの赤かぶ漬けと、Sさんのビスコッテイー3種。ご馳走さまでした。
毎月第2土曜日 午前10時~
今後の予定 2月 8日(土)3月 14日(土)
2020.02.12
今年も期間限定で下記の4日間おひな様展を開催いたします。一年ぶりに箱から出てきた、能の演目に由来したものや、江戸時代頃のおひな様がお越しをお待ちしております。どうぞご都合をつけて、お出かけください。


とき |
2/23(日)~2/24(月)、3/7(土)~3/8(日) |
ところ |
長門屋敷地奥「ひなた蔵」 |
入場料 |
維持管理のため300円の協力金をお願いいたします |
誠に申し訳ありませんが、おひな様展へお車でお越しの際は、近隣駐車場をご利用ください。
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長門屋敷地奥にある「ひなた蔵」は古いお蔵をリノベーションし、人が集えるスペースに。ビエンナーレの会場にもなりました。 |