お知らせ

マイタウンあさひVol.235 長門屋コラム第12回

2020.06.11

5月30日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第12回目が掲載されました。今回は、「よりよく生きる」ことについて。1年間の本紙連載を通して、「祈りのある暮らし」をテーマに「想い」を形にしてきました。そうした想いを受け取られ寄せて下さった感想や問合せ、ご縁など大変ありがたく思うとともに、形にして伝えることの大事さを身に染みて感じます。これからも私たちは、命のつながりに想いを馳せる暮らし、心豊かな生き方のお手伝いをしていきます。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

マイタウンあさひ

【よりよく生きる】

本紙に連載する機会をいただいて1年が経ちます。毎回思いがけない反応があり、その度に力をいただいてきました。初回に掲載した当店を描いたスケッチは、昔、店先でスケッチをされていた男性から、母が買い取ったものです。以来、額に入れて店内に飾ってきました。スケッチされていた男性というのが、マイタウンあさひに「お店スケッチ」を掲載している竹内敏夫さん。個展で初めて竹内さんにお会いすることができたのも、不思議なご縁です。「お仏壇という存在」(10月30日号)の後には、ある女性が来店され、「お友達が集まった際、皆さんで読んで『そうそう、そういうことなのよ』と共感したの」とお話しくださいましたし、写経会の様子を紹介した際にも、沢山の方に問合せをいただきました。自分の拙い文章から「想い」を受け取ってくださる方々がこんなにもいらっしゃることがうれしく、「想い」を形にして伝えることの大事さを身に染みて感じています。人の営みにはいつの時代も、人を想い、命に感謝し、未来を願う心がありました。亡き人を想う時、人生のうれしい時、悲しい時、苦難の時に、暮らしの中で手を合わせる場所を持つということは、時代が移り変わっても変わらない、よりよく生きるための本質の部分なのだと、改めて感じています。世の中の価値基準やライフスタイルが変化していく中で、私達はこれからも山形市の中心市街地のこの場所から「命のつながりに想いを馳せる暮らし」を提案し、心豊かな生き方のお手伝いをしていきます。(代表 笹林陽子)

あどつぁまNo.32 令和2年4月刊行

2020.05.13

あどつぁまNo.32表

あどつぁまNo.32裏かわら版32号刊行いたしました。仏壇仏具のお仕立て直しサービスについてお客様の事例をふまえてご案内します。また、お仏壇をお求めに来店下さるお客様とのお話しで思うこと感じること、昭和の時代のお客様とのご縁が再びつながる嬉しい出来事などの内容になっています。

マイタウンあさひVol.234 長門屋コラム第11回

2020.05.09

4月30日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第11回目が掲載されました。今回は、「あるものを生かす」ことについて。長門屋には、お仏壇についてのご相談が日々寄せられます。最近増えてきたのが、お仏壇の引き継ぎ方についてです。「実家から引き継ぐお仏壇が、今の住まいには大きすぎて置けない」今回はそんなお悩みをご相談して下さったお客様のエピソードです。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

マイタウンあさひ

【あるものを生かす】

「大型仏壇を小さくできたら引き継げるのだが…」という声は以前からありましたが、これまでは個別に対応しておりました。しかし年々、実家のお仏壇の引き継ぎ方に悩まれる方にお会いする機会が増えてきたことから、修復や小型化に加え、家具などへの作り替えをご提案したところ、複数の新聞で取り上げていただくなど、ニーズの高さを実感しています。埼玉県にお住いの60代の男性I様は、ご両親が亡くなられ、山形市内のご実家の片付けを進める中で、立派な金箔仏壇の今後についてお悩みでした。埼玉のご自宅マンションで、そのままのサイズでは受け継ぐことができません。購入した仏壇店からは、買い替えを勧められたそうです。「両親や実家の思い出が詰まった仏壇を〈思い出箱〉として小さくし、手元に置いておきたい」というI様のご希望を叶えるべく数か月間お預かりして、この春、半分以下のサイズになって完成。納品後にI様からこんな声をいただきました。「ありがとうございました。元の仏壇の中心部のイメージにそっくりです。まるで新品のようにも見え、和室の中でも存在感を放っています」仏壇や仏具を受け継ぐことは、その〈モノ〉にこめられた〈想い〉を受け継ぐこと。お客様の事情に合わせた選択をするお手伝いをさせていただくと、〈モノ〉だけでなく、お気持ちまで整理されていくお客様が多くいらっしゃいます。〈あるものが生かされて〉、形をかえて大事に受け継がれていくことは、私たちにとっても大きな喜びです。(代表 笹林陽子)

マイタウンあさひVol.233 長門屋コラム第10回

2020.04.13

3月30日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第10回目が掲載されました。今回は、「お仏壇という存在」について。受け止め方ひとつで見え方が変わるお仏壇。実際にお仏壇のある暮らしをされているお客様の例に触れ、お話ししました。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

お仏壇という存在

【お仏壇という存在Ⅱ】

子どもの頃は、お仏壇には自分が会ったことのない死んだご先祖様が入っていると聞かされていたので、厳かながら怖い場所でもありました。しかし年月が経ち、一緒に暮らした祖父母や父が亡くなり、片付けたご先祖様たちの持ち物や写真から人柄に触れる機会があり『出会い直し』をしたことで、顔が見える人たちが見守ってくれているありがたい場所に変りました。自分のいいところも悪いところもお見通しの人たちが、仏さまと一緒にそこにいてくれる感覚です。猛ダッシュで「今日も1日、見ていてくださいね」と手を合わせる朝もあり、決して優等生とは言えません。でも、生来心配性の私が、やれるだけのことをした後は、大きな計らいに「委ねる」という心持ちでいられるようになったのは、この場所のお陰だと思っています。今、毎日の仕事としてお仏壇に携っている私は、お仏壇をとても大切にして暮らしている方々の声を、いつも聴かせていただいています。ご主人を亡くされて来店してくださった80代の女性T様が、こんな声を寄せてくださいました。「コンパクトなお仏壇を、故人が愛した居間の机の上に設置させていただきました。家族やお客様が集まる居間で、みんな真っ先にお仏壇に眼がいき、故人の話に花が咲きます。お仏壇がこんなに身近に感じ、心落ち着くものだとは知りませんでした」と。お仏壇の存在が、受け止め方ひとつで心に安心や穏やかさをもたらしてくれる……。人生でお仏壇について考えるタイミングは、人それぞれ。弊店の存在が、そんな方のこれからの暮らしの一助になればうれしく思います。(代表 笹林陽子)

 

マイタウンあさひVol.232 長門屋コラム第9回

2020.03.03

2月29日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第9回目が掲載されました。今回は、「お墓がもたらすもの」について。お墓を建立されたお客様のエピソードについてお話ししました。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

マイタウンあさひ掲載「お墓がもたらすもの」

【お墓がもたらすもの】

長門屋では、8年前からお墓の仕事もさせていただいております。亡くなった家族のお骨を納める場所として、お墓には昔から経年変化に耐えられる石が使われてきました。家族の有り様や住まい方、供養への感覚の変化によって、お墓事情も多用化しています。そんな中で、ある方がお墓について話してくださった言葉が、心に残っています。「お墓は自分にとって、お仏壇より大事なんです。お墓を建てたことで、自分の根っこがしっかりしました。根っこがあるから、安心して自由にしていられるんです」と。お墓があることが心にもたらす作用は測れませんが、先人たちはそれを体感して生きていたのかもしれません。今年度は、地元の石でお墓を建てる仕事が続きました。60代の男性I様のご相談は「父が生前耕した畑から出てきた石を使って、お墓がつくれないだろうか」というものでした。「以前から兄弟とも相談し、父の思い出の石を使いたいと決めていた」とおっしゃるのでした。お父様は、若い頃に西蔵王の荒れ地を開墾して、農業を生業にされていた方でした。お墓づくりは一緒に畑へ見に行き、試しに小さな石を拾って持ち帰るところから始まりました。こうした石には、カットしてみたら中に大きな穴が開いているなどのリスクも伴います。I様とは双方のイメージにギャップができないように打ち合わせを重ね、加工の現場にも同行をお願いして、ようやく完成にたどり着きました。お墓づくりは、生きている人の心を支える根っこづくりに通ずるような気がしています。このようなご家族の人生ドラマやルーツに関わらせていただくこの仕事を、ありがたく光栄に思います。(代表 笹林陽子)

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