お知らせ

マイタウンあさひVol.232 長門屋コラム第9回

2020.03.03

2月29日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第9回目が掲載されました。今回は、「お墓がもたらすもの」について。お墓を建立されたお客様のエピソードについてお話ししました。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

20200303130144_00001.jpg【お墓がもたらすもの】

長門屋では、8年前からお墓の仕事もさせていただいております。亡くなった家族のお骨を納める場所として、お墓には昔から経年変化に耐えられる石が使われてきました。家族の有り様や住まい方、供養への感覚の変化によって、お墓事情も多用化しています。そんな中で、ある方がお墓について話してくださった言葉が、心に残っています。「お墓は自分にとって、お仏壇より大事なんです。お墓を建てたことで、自分の根っこがしっかりしました。根っこがあるから、安心して自由にしていられるんです」と。お墓があることが心にもたらす作用は測れませんが、先人たちはそれを体感して生きていたのかもしれません。今年度は、地元の石でお墓を建てる仕事が続きました。60代の男性I様のご相談は「父が生前耕した畑から出てきた石を使って、お墓がつくれないだろうか」というものでした。「以前から兄弟とも相談し、父の思い出の石を使いたいと決めていた」とおっしゃるのでした。お父様は、若い頃に西蔵王の荒れ地を開墾して、農業を生業にされていた方でした。お墓づくりは一緒に畑へ見に行き、試しに小さな石を拾って持ち帰るところから始まりました。こうした石には、カットしてみたら中に大きな穴が開いているなどのリスクも伴います。I様とは双方のイメージにギャップができないように打ち合わせを重ね、加工の現場にも同行をお願いして、ようやく完成にたどり着きました。お墓づくりは、生きている人の心を支える根っこづくりに通ずるような気がしています。このようなご家族の人生ドラマやルーツに関わらせていただくこの仕事を、ありがたく光栄に思います。(代表 笹林陽子)

朝日新聞さんにご紹介いただきました「たんすや仏壇コンパクトに」

2020.02.22

令和2年2月4日の朝日新聞にて、「タンスや仏壇コンパクトに」の記事内で長門屋の「お仏壇のお仕立て直しサービス」をご紹介いただきました。

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先祖から大切に受け継いだきたお仏壇。引っ越し先は手狭で置けないけれど、捨てるには忍びない。ライフスタイルの変化でお仏壇の引き継ぎ方に悩む方へ、「仏壇の小型化」を含め、他に「仏壇の修繕(修復)」「仏具のみの修復」などの「お仏壇のお仕立て直しサービス」をご提案します。お気軽にお問い合わせください。

 

マイタウンあさひVol.231 長門屋コラム第8回

2020.02.12

1月30日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第8回目が掲載されました。今回は、「祈り、学び、つながる仲間」について。長門屋敷地奥の「ひなた蔵」で開催される写経の会についてお話ししました。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

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【祈り、学び、つながる仲間】

「長門屋」の敷地の中には、初代店主が開いた小さなお寺と、三つの蔵と庭があります。のちに「ひなた蔵」と名付けた蔵は、長門屋のはじまりが漆器の行商だったこともあり、たくさんのお膳やお椀がしまわれておりました。お蔵を生かしたいと、なかを片付け、人を招くようになったのは東日本大震災の翌年のこと。先祖が残した江戸時代の大きなおひな様を久しぶりに出して、ひなた蔵に飾ったのがはじまりでした。その後は、「写仏の会」や「写経の会」を定期的に開いてきました。先生がいるわけではなく、希望の方が毎月集う会で、おまいりした後に写経をはじめ、終わった後は朱塗りのお膳でお粥膳をいただきます。食後に、みなさまから近況を一言ずつお話しいただくと、お一人おひとりの言葉のなかに、楽しさや喜び、時には体の不調や心のつらさも抱え持つ日常や心の内が垣間見られます。以前「写仏の会」に長く参加されたHさんが、昨年の暮れにしばらくぶりに訪ねてくださいました。この度、一緒に参加されていたお友達のSさんが亡くなったというので、そのお知らせに来て下さったのでした。ご縁のあったときから闘病中だったにもかかわらず、行動派でいつもにこやかだったSさんのお顔や声が甦ってきて、悲しみと懐かしさがこみ上げてきました。いつも元気でいたくても、そうでないときがあるのが人生。そういうときこそこの場に集い、一文字一文字思いを込めて写経をし、食をともにし、日常を吐露しおしゃべりする一期一会の時間が、前に進む何かしらの力になっていたらと思い、続けています。(代表 笹林陽子)

あどつぁまNo.31 令和元年12月刊行

2019.12.31

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無題.jpgかわら版31号刊行いたしました。令和がはじまった2019年を振り返るとともに、長門屋スタッフの2020年の抱負の一文字の紹介です。2020年もよろしくお願いいたします。

マイタウンあさひVol.230 長門屋コラム第7回

2019.12.30

12月30日発行のマイタウンあさひにて、長門屋のコラム連載第7回目が掲載されました。今回は、「初市の縁起もの」について。400年以上の歴史がある「初市」にて並ぶ縁起ものについてお話しいたします。「マイタウンあさひ」は毎月30日に朝日新聞に折り込まれます。

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【初市の縁起もの】

新年あけてすぐの1月10日に、山形の中心街の大通りで開かれる「初市」は、400年前から続く山形の冬の風物詩。仏具屋のイメージが強い長門屋ですが、初市では毎年「神棚と縁起もの」の店を出しています。初市がほかのお祭りと違うのは、新年に福を呼び込む縁起ものの市であることです。昔はどこの家でも初市の朝は、「神棚」に尾頭つきの魚とお酒、「大かぶ」と「白ひげ」をお供えしました。「大かぶ」には株(かぶ)がますます大きくなるようにと「繁栄」への願いを。「白ひげ」には、白いひげが生えるまで長生きするようにと「長寿」への願いが込められています。初市に欠かせない「初飴」は、元々紅花の豊作と花商いが上手くいくことを願って作られたものです。色とりどりの「だんご木」は、1年の無事や商売繁盛、農作物の豊穣を祈り、店先や家に飾られてきました。長門屋には毎年11月になると、京都から桐箱入りの木彫りの干支が届きます。日本を代表する大仏師・松本明慶氏の工房でお弟子さんたちが一つひとつ彫り上げ、京都から送って下さるもので、初市にもお目見えします。この干支は人気があり、「十二支そろうまで、12年がんばるぞ」と互いに誓い合う〈友の会〉が出来ているほどです。箱を開けると楠のいい香りがして、新しい年がもう近くまで来ていることを感じます。新年は子年。たくさんの子を産む「ねずみ」は、繁栄や五穀豊穣の福の象徴とされます。「縁が起こる」と書いて「縁起」。目の前の一つひとつのご縁を大事に受け止め、未来に願いを込める。祈りのある暮らしの種は、こんなところにもあふれています。(代表 笹林陽子)

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