長門屋とは

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1911(明治44)年に創業した長門屋は、「お城の店」として親しまれる本館をはじめ、向かいにあるショールーム「仏壇墓石館」、県指定有形文化財の阿弥陀如来坐像を本尊とする寺院「慈光明院」、蔵を改修したイベントスペース「ひなた蔵」などで構成されます。伝統的な山形仏壇をはじめ、珠数や位牌、仏具などを扱うほか、仏壇の修復やリメイクも手掛けています。


参拝や敷地内の見学をご希望の方は、店舗までお声がけください。
出来る限り対応させていただきますが、時に対応が難しい場合もございます。
時間をとってご案内できるように、店舗への事前予約をお願いしております。


ご案内

①店舗
(本館・仏壇墓石館)

神様仏様やご先祖様を敬い、想う気持ちに添って、じっくりお話ができる仏壇・仏具・墓石の専門店。”いのちのつながりを想う。”をキャッチフレーズに日々の暮らしの中で掌を合わせる習慣を守り伝えながら、一人ひとりの心に寄り添います。

お取り扱い品へ

②工房

修復・リメイクのためにお預かりした仏壇は、この工房か、またはこの工房の工程後に市内職人の工房に運ばれ、各工程を経て再び戻り、納品されます。工房見学会も開催しています。

修復・リメイク・処分へ

③慈光明院

元来の信仰心が高じて、初代店主は敷地の中に天台宗のお寺を開基しました。それが慈光明院です。土蔵を改装した本堂では、寒河江市慈恩寺から譲り受けたご本尊の阿弥陀如来様が見守ってくださっています。

④ひなた蔵

長い間、漆器やお仏壇の保管場所として使われていたところを片付けて、人が集えるスペースに生まれ変わりました。栗材の床や、縦格子戸越しに眺める緑の庭が自慢です。

通路の奥に進んでいくと、市街地の中とは思えない緑の庭が広がり、小さいながらも春にはふきのとう、夏には梅の実がなり、秋には紅葉が真っ赤に色づき、四季折々を楽しませてくれます。あちこちの草陰には石仏様たちも隠れています。

蔵の催しへ


ごあいさつ

朝一番に お仏壇に 手を合わせること  お茶を そなえること
お花を そなえること  りんを ならすこと
ろうそくに 火をつけること お線香を あげること
はじめは「仏様のため」が いつの間にか
家の中に いつもお花があって
自分が おいしいお茶をいただいている
心静かで 豊かな時間を いただいている
暮らしが変わる 目には見えないお仏壇の力

ある日、久しぶりに来店されたお客様のお話から気づかせてもらい、書きとめた言葉です。身近な家族を失い、自分の心がもぎ取られたような悲しみを抱える人や、簡単に解決できない病気や悩みを持っている人にとって、毎日決まった行為をすることは、面倒なことではなく、逆に心を癒し乗り越える力を与えてくれる大切なものだと、自らの経験から感じています。これからもお客様の心に耳を傾け、自らも柔らかく変わりながら、日本に受け継がれてきた、誇らしく素敵な感性や習慣をお伝えしていけるように努めてまいります。

笹林陽子

代表取締役


「大切な人を近くに感じながら、家族のライフスタイルも大切にしたい」。長門屋は、そんなご家族様のお気持ちやご事情を伺い、暮らしに寄り添ったご提案をさせていただきます。 数多くの設置事例を参考に、よりお客様のイメージに合うお仏壇をお選びいただけます。 店内にて事例集を公開中。 お気軽にご来店ください。

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スタッフ紹介

国島潤一

店長・仏事コーディネーター・
山形仏壇仏具診断士

お仏壇お墓は、モノではなく、私達人間が長い間培ってきたご先祖様との対話の形です。私の使命は、その繋がりを感じていただくお手伝いをすることです。

後藤久嗣

営業統括・
山形仏壇仏具診断士

お仏壇のある暮らしとは、心豊かに生活することだと思います。一人でも多くのお客様に笑顔になっていただけるように心掛け、お役に立ってまいります。

小瀧美樹

店舗チーフ・
仏事コーディネーター

ご好評いただいている珠数作り講座やお香講座の講師役を務めております。長い歴史を持つお香や珠数には、奥深い背景があるのです。珠数のお直しも私が承っております。

北條有希

お客様係

亡き人を想いご準備するお仏壇は、特別な思い入れがあるものだと思います。お客様のお気持ちに寄り添い、一緒に考えご提案できればと思います。

スタッフ写真

白幡京香

お客様係

大学時代に漆芸を学ぶ中でお仏壇の仕事に興味を持ちました。日本に受け継がれた感性や習慣を学び経験を重ね、お客様の心に寄り添い提案する力を身につけたいです。

斎藤金五郎

洗濯工房職人・営業

長門屋の歴史の三分の二をともに過ごし、お客様にお仏壇を納めた経験は数知れず。今は、長門屋の洗濯工房職人として、古いお仏壇を甦らせる仕事に携わっております。

山口雪江

取締役

嫁いで約50年。長門屋では女将的な役割を果たしております。初代店主が、信仰心が高じて開基した敷地の奥の天台宗のお寺「慈光明院」の住職でもあります。


会社概要

長門屋


会社概要

社名 有限会社長門屋
所在地 〒990-0042
山形県山形市七日町1丁目4-12
Tel 023-622-2204 Fax 023-622-2203
代表者 代表取締役 笹林陽子
営業品目 仏壇・仏具・墓石・神祭具の販売
仏壇・仏具・墓石の修復
仏事相談

沿革

1911(明治44)年に創業した長門屋は、「お城の店」として親しまれる本館をはじめ、向かいにあるショールーム「仏壇墓石館」、県指定有形文化財の阿弥陀如来坐像を本尊とする寺院「慈光明院」、蔵を改修したイベントスペース「ひなた蔵」などで構成されます。伝統的な山形仏壇をはじめ、珠数や位牌、仏具などを扱うほか、仏壇の修復やリメイクも手掛けています。

江戸時代(元禄2年) 本家は、山口県長門市から漆の豊富な山形の村木沢に移り、その後中心地の十日町に漆器店「本家長門屋」(山形市十日町3丁目)を構えました。
1911 (明治44)年 初代山口長蔵は分家し、本家と同じ漆器の製造販売を始めました。
1922(大正12)年 ~ 現在の土地と建物を取得し、店舗兼自宅を新築し、新天地を拠点に県内外へ漆器の行商に精を出しました。

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旧店舗

終戦から戦後にかけて 2代目は、仏壇仏具の需要拡大とともに全国各地に仕入れに赴き、山形仏壇以外の多品種の仏壇を取扱い始めました。
城郭に興味を持っていた2代目は、店舗を「お城の店」として増改築しました。
1950(昭和25)年 敷地奥に慈光明院を開山しました。
1973(昭和48)年 道路向かいに5階建てのショールーム「仏壇墓石館」を開館しました。

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ショールームの落成時の写真

1981(昭和56)年 3代目代表就任。当時盛んだった農協祭りに精力的に出店しました。
2007(平成19)年 4代目代表就任。2002(平成14)年に東京の大企業から転身。旧態依然とした店に新風を吹き込みました。
2012(平成24)年 創業100周年を迎えました。
2014(平成26)年 5代目代表就任。「お仏壇は命のつながりを想い、亡くなった大切な人と会話し、日々の営みに感謝する場所」ととらえ、こうした日本人の知恵の結晶を伝えることが自分たちの役割だという想いで「経営理念」を作成し、現在に至っています。

経営理念

一、私たちは、「命のつながり」に想いを馳せる暮らしを提案し、心豊かな生き方のお手伝いをします。

      人の営みにはいつの時代も、人を想い、いのちに感謝し、未来を願う心がありました。私たちは、亡き人を想う時、人生のうれしい時、悲しい時、苦難の時、暮らしの中に手を合わせる場所を持つことの意義を追求し、仏事と商品の専門知識で、人それぞれの心に添ったサポートをします。

一、私たちは、日本の伝統を現代に伝え生かすことで、地域の魅力に貢献します。

      知恵の結晶である仏事をはじめとする精神文化や季節感を大切にする心を伝えていくこと。そして、お香や漆器や珠数や提灯といった日本文化や仏具に受け継がれてきた伝統を、現代の暮らしに伝え生かしていくことで、人の心を潤し、地域の魅力に貢献します。

一、私たちは、「お客様の満足」を誇りにし、仲間とともに成長し、実りある人生を歩みます。

      ご縁をいただいたお客様から感謝される仕事に取り組み、チーム力で感動を分かち合い、成長し、充実した人生を歩みます。



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