5月20日（土）、やまがたクリエイティブセンターQ1主催の子ども向けプログラム「PlayQ*」のひとつとして、「親子で楽しむ！数珠ブレスレットづくり」のワークショップが開催されました。

こちらの講師として、長門屋の小瀧がQ1に伺いました。普段は店内で数珠のお仕立て直しを担当しています。

はじめに、参加者の皆様には「数珠まわし」を体験していただきました。現在では継承されることの少なくなってきた行事です。「数珠まわし」とは、葬儀後の供養や、土地の安寧を願って、それぞれの地域で頻繁に行われていた風習です。ぜひ子どもたちと体験したいと、このたび準備してきましたが、偶然にも参加者の中に「数珠まわし」経験者のおばあちゃんがいらっしゃいました！ 実際に行ってきた風習や体験談を、直接お聞きできたことは思いがけない幸運で、貴重な体験でした。

ブレスレットづくりでは、効用や意味にちなんだ石や、自分の生まれ年にちなんだ「守り本尊」を組み合わせ、おのおのの願いをのせた「オリジナルの数珠ブレスレット」が出来あがりました。

込めたい願いが多すぎて、石選びに悩みに悩んだ小学５年生の女の子は、「石に興味があるから」と参加してくれたそうです。

数珠ブレスレットづくりのワークショップは過去にも長門屋で開催したことがありましたが、「小学生向けで、2時間じっくりする珠数ブレスレットづくり」というのは初めての取り組みでした。どのようなことをすると楽しんでいただけるか、事前に内容を考えた結果、「数珠まわし」の体験をワークショップに初めて取り入れることになりました。このたび、Q1さんにワークショップのお声掛けをいただき、このような機会をちょうだいしたことで、私共も新たなアイディアが生まれ、貴重な学びがありました。とても楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

 

やまがたクリエイティブ シティセンターQ1 

*【PlayQ（プレイキュー）について】
PlayQ（プレイキュー）は、「こどもの創造的学びの活動を通して〈創造都市やまがた〉を実現する」をコンセプトに、クリエイティブとテクノロジー、ビジネス、そしてエコロジーの4つの領域を行き来できる山形・東北らしい新しい人材育成を目指した、Q1が主催するプログラムです。遊びを通して、地域と仲良くなり、地域に親しみ、地域に夢中になることで、「Local Friendly」（ローカル・フレンドリー）＝「地域への優しさ」を持ったしなやかな感性を育んでいきます。

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