ワークショップ
般若心経写経の会 2019.1
2023.01.25
阿弥陀様の前で般若心経をあげた後、席について写経をする前に必ず使うもの、これが「塗香」です。
塗る香りと書いて「ずこう」と読みます。天然香木が原料で、それを細かい粒子にしたものなので、そのまま身体に塗って使えるお香です。お香というと、線香のように火をつけて香らせるイメージがあると思いますが、粉末そのものが香るので、火を使わずに香りを楽しめます。清めの塩と同じような意味がある塗香ですが、その浄化の効果は塩の数十倍にもなるのだとか。塗香の主な原料は白檀・丁子(クローブ)・桂皮(シナモン)・竜脳などで、東洋的で、甘く清涼感のあるなんとも奥深い、いい香りがします。
作法としては
1.右手の親指と人差し指でひとつまみとって左手に受けます。
2.指の先にほんの少しつけて口に含みます。
3.次に左手の上に右手をのせて両手をすりあわせ、手首や手の甲にも塗り広げます。
4.最後は両手で胸の上(服の上)に当てます。
という流れ。
「身口意」を清めるという意味があり、口に含むと龍角散のような味がします。
写経の時だけでなく、ストレスが溜まっている時や、気の流れが滞っていると感じる時など、心身の浄化のために使ってみるのもおすすめです。
(お膳の左側から時計回りで)
・こんにゃく田楽
・ふるまい蕪の千枚漬け
(1月10日の初市でふるまわれた大かぶ。
「株がますます大きくなるように。」との願いが込められた縁起ものです。)
・干しシイタケと厚揚げと根菜の含め煮
・納豆汁
・たくあんと寒風菜
・餅入り小豆がゆ