ワークショップ
般若心経写経の会 2019.11.9
2023.01.25
東京の皇居前広場では夕方から、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が行われようとしており、翌日は「披露パレード」を控えていたこの日。庭の紅葉は日一日と赤くなり、秋が一段と深まってきています。お堂でのお参りの後、皆さんと眺めた床の間の掛け軸は、色づいた紅葉の葉っぱが描かれたまさに今にふさわしい尾形乾山筆のものでした。
世の中は特別な日ですが、蔵の中ではいつものように静かな写経の時間が流れました。
食事の後の近況報告では、なかなか元気の出ない時は「難解クロスワードパズル」に取り組んでいるのだという方や、体調がゆっくりと回復し最近ようやく光が見えてきたという方、心配したお母様の手術が無事に終わったばかりの方など、一見明るく変わりなく見えるお一人お一人のお話しの中に日常が垣間見られました。いつも元気でいたくてもそうでない時があるのが人生。そういう時こそこの場に集い、一文字一文字想いを込めて写経をし、食をともにし、日常を吐露しお喋りする時間が、前に進む何かしらの力になっていたらと思います。
(お膳の右側から時計回りで)
・レンコンとひじきの炒め煮
・白菜といろいろキノコのスープ
・お粥
・かぼちゃのコロッケ
・蒸しブロッコリーと京人参の
白胡麻塩かけ
・(お膳外)
・たくあん、赤かぶ漬け
・三色団子のあんこのせ
・天童の腰掛庵さんのわらび餅
(↑AさんとTさんからの差入れ)